そういえば静岡県の行政文書が…

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先週何気なくニュース、というよりもブラウザを開いた際に表示されるピックアップ記事を見ていたところ、非常に興味深いものに目が留まりました。

それがこちら、「静岡県文書「性別欄」見直し 全部署調査、廃止や形式変更検討(静岡新聞社)」というものです。
おそらく「行政」や「静岡県行政書士会」などと調べていた結果、この記事がおすすめに表示されたのだとは思いますが、とりあえず時間があったので拝見させて頂くことにしました。

実際にどういう内容なのかはリンク先の元記事で確認して頂くとわかり易く、また具体的な例に関しての図説もあったのでイメージもし易いかと思います。

これは行政文書に性別欄があることによって嫌な思いをする方が居ることに対する配慮なのだとは思いますが、法律上そうしなくてはならないもの、業務上性別を記載しないとまずいものを除き、原則性別欄を取り払う方針のようです。上記リンクの記事内には「職員向けのガイドブック…」という記載がありましたが、どうやら来庁者も含めてそういう対応へシフトしていく予定でいるようです。

確かに、「ここで性別の情報は本当に必要なのか?」と思うような申請書等、いえ、公的なものばかりでなくそれ以外のものについても、意識して見ればそんなことを感じるようなものがあるのではないかと思います。

と、僕はこれまでそういったことを意識することなく、ただただ惰性で、求められるままに性別欄に〇を付ける、または記入するなどしてきたわけですが、それが本当に嫌だ、それが必要であるのなら申請しない、応募しない、届け出ない、そう考える方が居ないはずはありません。

だと考えるとこの「性別欄なし」の行政文書という流れはそうあるべきだと考えて良さそうな気がします。もちろん様々な理由から反対意見も上がるのかも知れませんが、全体的に見れば推進されていく方向であることも間違いありませんし、これからは静岡県だけでなく、そういう文書に記載する機会が増えていくのではないかと思います。

こういったことを踏まえたうえで、これから行政書士事務所を運営していくに当たって注意すべきことを考えると…答えは簡単ですね、顧客データを作成する際など、性別情報を用いない、その情報をお聞きしない、それだけではないでしょうか。

もちろん「本当は嫌だが聞かれたら致し方なく、かつ相手にそうと勘付かれないように回答する」という方も居られるはずですし、もし無神経に回答を求めた場合、知らず知らずのうちに嫌な思いをさせてしまっていることになります。

そういったこと、これは性別情報に限ったことではありませんが、「個人情報」を扱っていくことになる以上、その中にはその提供者が開示したくないモノも含まれると考え、慎重に、何を根拠として今その情報を得るべきなのかをしっかりと意識し、本当に必要不可欠なもののみをお聞きしていく、そういう形にしていかなくてはならないなと思いました。

今回読んだこの記事は、今後の事務所運営の参考にさせて頂きたい内容のものだと考えて取り上げさせて頂きました、最後にもう一度リンクを貼っておきますので、元記事を参照にしたい場合にはこちらからどうぞ。

静岡県文書「性別欄」見直し 全部署調査、廃止や形式変更検討(静岡新聞社)」

では、また何か行政書士事務所運営に関して気になったこと、その他有益な情報を得た場合には色々と書いていきたいと思います。

行政書士おぎ事務所

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